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君がひょっこり
顔を覗かせそうで

ドキドキした
この場所

いつも
今日と同じ花が
満開に咲いていた

僕らはお互い
傍にいないけど

心は
触れ合っていると
感じてる

夕焼け小焼けが
鳴っている

何の変哲もない
夕方の風景が

一瞬止った
刻の前を

流れていく

-戎-