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初夏の朝

森の中を走る

薄い靄が立つ
林道を

ゆっくり
軽やかに脚を運ぶ

やがて
自分は人だということを忘れ

子鹿のように
走れる気がした

清々しく歌う鳥の声
木々の匂い

ふと
立ち止まり

靄に射す
木漏れ陽に

母鹿に寄り添う
子鹿を見た

時間が止まり
見つめていた

やがて

靄が晴れ
彼等も消えた

夏の暑さが
湧き出る気がして

僕はそのまま
家に走った

-戒-





























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